食を通じて人と社会へ貢献する企業を目指します。
株主のみなさまには、格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行により、行動制限の緩和が一層進み、インバウンド需要も回復基調となったことや、雇用・所得環境に改善の兆しが見えてくるなど、景気は緩やかに回復の動きが見られました。しかしながら、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなるほか、物価上昇や金融資本市場の変動など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、個人消費やインバウンド需要に回復の動きが見られるものの、原材料費やエネルギーコスト、物流コストなどの上昇による生活必需品の値上げが続くなかで、消費者の節約志向が一層強まるなど、厳しい環境が続いております。食肉相場におきましては、国産牛肉は物価上昇に伴う販売価格の上昇により需要が減少したことなどから、前年を下回って推移しておりますが、米国産牛肉は生産量の減少により前年を大きく上回って推移しております。また、豚肉は、国産、輸入ともに飼料価格の高騰や物価高を背景とした牛肉からの需要シフトなどの影響から高止まっていることに加えて、為替相場の影響等により、輸入価格は高値で推移しております。
このような状況のなか、当社グループは、お客様に、より安全でより安心して召し上がっていただける食品を提供する総合食品メーカーとして、真に社会的存在価値が認められる企業を目指し、企業活動を推進してまいりました。
株主のみなさまにおかれましては、今後とも格別のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長佐藤 勇二