基本的な考え方
当社におけるコーポレート・ガバナンスの基本的な考え方は、まずお客様に信頼される企業経営に徹することであると考えます。お客様の「食の安全・安心」への関心が高まるなか、より安全でより安心な食品をお客様に提供させていただくため、HACCP管理システムなどの総合衛生管理体制の確立及び商品の安全性と法令に合致した表示の適正化の確保など、品質保証体制の更なる強化に努めてまいります。
また、当社では、2004年1月に「丸大食品グループ行動基準」を制定し、企業活動全般にわたる法令遵守はもとより、企業倫理に則り、当社グループの役員・使用人のコンプライアンス意識の一層の高揚を図り、お客様、株主様、お取引先様等、広く社会から支持される企業を創りあげてまいります。
- 代表取締役社長
佐藤 勇二
- 取締役会長
百済 徳男
- 常務取締役
福島 成樹
- 取締役
田中 利雄
- 取締役
淵﨑 正弘
- 取締役
金子 啓子
- 常勤監査役
宮地 亨
- 常勤監査役
東 俊明
- 監査役
西村 元昭
スキル・マトリックス
名前 | 役職 | 企業経営 | 事業戦略・ マーケティング |
技術・ 研究開発 ・生産 |
サステナビリティ ・ESG |
財務・会計 | 法務・ リスクマネジメント |
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佐藤 勇二 | 代表取締役社長 | ● | ● | ● | ● | ● | |
百済 徳男 | 取締役会長 | ● | ● | ● | ● | ||
福島 成樹 | 常務取締役 | ● | ● | ● | |||
田中 利雄 | 取締役 | ● | ● | ● | ● | ||
淵﨑 正弘 | 取締役(社外) | ● | ● | ● | ● | ● | |
金子 啓子 | 取締役(社外) | ● | ● |
コーポレートガバナンス体制
当社は、株主総会のほか取締役会等以下の機関を設け、迅速な意思決定と業務執行を行う体制を維持する一方、法令遵守状況を継続的に監視・監督する仕組みを維持しています。また各監査役、監査役会の経営に対する監督機能が維持されていると判断し、監査役会設置会社としています。
取締役会
取締役は6名(内女性1人を含む社外取締役2名)で構成され、経営に関する重要事項の決定、取締役の職務執行を監督します。
危機管理委員会
代表取締役社長が委員長を務め、企業危機の未然防止、 早期解決、再発防止等についての報告· 審議·検討を行います。
サステナビリティ委員会
代表取締役社長が委員長を務め、当社グループのサステナビリティに関わる行動計画の目標設定および進捗管理等について、定期的に取締役会に報告し、持続可能な成長と企業価値向上を実現してまいります。
指名報酬委員会
委員は3名(内独立社外取締役2名)で構成され、取締役候補者および監査役候補者の選任に関する事項等を取締役会に答申します。
経営会議
常勤取締役で構成されますが、必要に応じて常勤取締役以外の者が出席し、取締役会決議事項の事前審議、その他経営に関する重要事項の審議・検討を行います。
執行役員会議
取締役、監査役、執行役員で構成され、執行役員の職務執行状況に関する報告・審議・検討します。
グループ会議
取締役、監査役、主要子会社の社長で構成され、子会社の営業成績、財務状況、その他重要事項に関する報告・審議・検討を行います。
コンプライアンス委員会
独立社外取締役が委員長を務め、当社グループ全従業員に対して実施した「コンプライアンス意識調査」の調査結果および企業倫理委員会で審議した事案等について、取締役会に報告し、コンプライアンス意識の向上及び周知徹底に努めます。
企業倫理委員会
取締役が委員長を務め、企業倫理違反行為、内部通報があった事案等についての事実関係の調査及び再発防止策の検討、策定等を行います。
監査役及び監査役会
監査役は3名(社外監査役2名、社内監査役1名)で構成され、取締役の業務執行状況を監査するほか、監査方針、監査計画、監査に関する重要事項の決議および協議・審議を行います。
内部監査室
内部監査部門として、代表取締役社長直轄の内部監査室を設置しており、当社グループ内の業務監査及び内部統制状況の評価を実施しております。
また、その結果については、監査役と緊密な連携を図ります。
社外取締役と社外監査役の役割及び独立性
当社の社外取締役・社外監査役は各2名ずつの計4名で構成されています。社外取締役及び社外監査役と当社の間には、人的関係、資本的関係、取引関係及びその他の利害関係はありません。
社外取締役及び社外監査役の独立性に関する具体的な判断基準については、金融商品取引所が定める独立性基準を踏まえ、「社外役員独立性基準」を策定・公表しています。
社外取締役・社外監査役の選任理由
社外取締役[独立役員]淵﨑 正弘
長年にわたり会社経営に携わっており、豊富な経験と幅広い見識を備え、当社の経営全般に助言を頂戴することで、社外取締役としての職責を果たしていただけるものと判断しております。
社外取締役[独立役員]金子 啓子
企業や大学において、法務部門や情報セキュリティ部門における幅広い経験と専門的な知識を有しており、幅広い経験と高い見識を備え、当社の経営全般に助言を頂戴することで社外取締役としての職責を果たしていただけるものと判断しております。
社外監査役[独立役員]東 俊明
金融機関における長年の経験と財務及び会計に関する相当程度の知見を有しており、当社の監査体制の充実に貢献していただけるものと判断しております。
社外監査役[独立役員]西村 元昭
弁護士としての専門的な知識・経験等を有する人物であり、当社の監査体制の充実に貢献していただけるものと判断しております。
役員報酬の基本的方針
取締役の報酬は、原則として、固定報酬および業績連動報酬で構成されます。業績連動報酬と業績連動報酬以外の報酬等の割合の決定に関する方針については、一定の割合は定めず、従来の業績・慣例等を踏まえた支給基準や事業規模が同程度の会社の報酬基準を参考に、取締役会から指名報酬諮問委員会へ諮問し、その答申の内容に基づいて決定します。
コンプライアンス体制

コンプライアンス教育
当社は、独立社外取締役が委員長を務めるコンプライアンス委員会において、当社グループのコンプライアンス教育状況の確認・監督を行うとともに、当社グループ全従業員に対して、「コンプライアンス意識調査」を実施し、コンプライアンスに関する意識・行動等、当社グループの実態を調査いたしました。調査結果については、コンプライアンス委員会から取締役会に報告し、従業員のコンプライアンス意識向上及び周知徹底を図りました。また、当社グループのコンプライアンスリーダー・担当者に対して、eラーニングによる研修を実施し、コンプライアンスの重要性に関して教育を行い、当社グループ全従業員へコンプライアンス意識の浸透、さらなる向上に努めております。
取締役会の実効性評価
当社は、毎年、全ての取締役・監査役に対して、外部機関に直接回答する形式のアンケートを実施しております。その結果、取締役会の構成および運営については、全体的に肯定的な評価が得られました。一方で幾つかの改善事項も課題として挙げられており、それらに迅速に対応しながら取締役会の機能を高めていきます。
リスク管理体制
当社は、事業活動に潜在するリスクを事前に想定し、リスク管理を適切に行うために制定している「丸大食品グループ危機管理規程」に基づき、事業活動に影響を及ぼすリスクが発生した場合には、社内規程に則り、危機管理委員会を開催するなど迅速に対応し、リスク管理体制の維持に努めております。